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ジエッジ4巻感想

機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE 第4巻
矢立 肇 富野 由悠季 久織 ちまき / 角川書店

THE EDGE4巻の感想です。頭が幸せなんだなと思って読んでやってください。
当ブログはアスラン好きな人間が書いていますが、本編アスランには優しくありません。

※4巻のネタバレあります※

なお、他のジエッジ感想を読みたい方、新茶ブログでトラバ受け付けています。
こちら



シンとアスランに関してはいったい何を言っていいのかわからないほど萌えたので、また後ほど。
シンのグフ撃墜シーン、本誌で読んだ時もどきどきしたけど、
単行本でまとめて読んだらもっとどきんどきんしましたよ。
あぁシンの泣き顔最高。実はステラ返還後の手錠かけられてるシンにもこっそり萌えたのは内緒です(え
最後まであきらめないアスラン最高。


THE EDGEのアスランは本編とはもはや別人。
人間関係の作り方ってかなりその人らしさ・個性が出るものだと思うんですよ。
で、その人間関係のアレコレが本編とTHE EDGEではまったく違うんです。
いざって時は自分の身をかえりみずに対話をこころみるTHE EDGEアスランと、
独善的な正義正論(まぁ正いっちゃ正しいってのがやっかい)を、相手のことなんてかまわずにわめきちらす本編アスラン。


…あ、いやだ、自分で書いててヘコんじゃった(汗)。

コツコツとした描写の積み重ねが、この差を招いたんでしょうね。
いらないシーンを削り、解釈(+愛)を加えてストーリーを構成したちまきさん、THE EDGE4巻をありがとう。


なんかおぼえてることの感想です。


・最近思ったことなんですけど、THE EDGEでの女性キャラの補完・解釈が良いナーと。
「キャラ立てのために女難描写」とか言われちゃうと虫唾が走りますもん。しかもまったく成功してないし(笑)。女をなんだと思ってるんだろ。
放映終わってみて、本編の女難には卑しさしか感じません。
THE EDGEではさりげなーくキャラを尊重した描写が加えられてて、それがいずれも好意的でね、読んでて安心しちゃうんです。
ということで、今日の感想は女性キャラ中心で。


・タリア様が色っぽい。ステキに色っぽいです。軍帽からのぞく瞳にやられちゃいそうです。
うあ、どうした私。どこに行く気だ自分。
ステラ返還後のシンとレイの心配もしつつ、シンとアスランの関係がミネルバ配属以降のものであり、アスランの知らないシンもいるのよってこと、レイとシンのこれまでの関係をさらっと助言するスマートさでした。
叱責する姿もイイ!
「ちゃんと見てるんだな、クルーのこと」っていうのが伝わってくるんですよね。
本編よりキャラにあったかみをプラスしております。


・アスラン脱走の回の主役はミーアだと思ってます。いやもう本気で。
本編でも「アスラン脱走」のミーアがかなりよかったのですが、もちろんTHE EDGEも良かったです。
雨の中、アスランに「行って」「私は大丈夫よ、ちゃんとやるから」と泣きながら微笑んで、アスランとメイリンの車が見えなくなってからへたりこむんですよ!
ミーアの愚かさが愛しくて泣けるシーンでした。
しかしミーアと一緒にメイリンの部屋に飛び込むアスランおそるべし(笑)。濡れ濡れだしね!
THE EDGEでもアスランとラクスの婚約解消を最期まで知らずに死んでしまったんだろうか。


・カガリはね、4巻はそれほど出番がありませんでした。ラクスも。
でも「アスラン視点」だからなのか、二人がアスランにとって大事な人だっていうのは伝わってきましたよ。
本編よりドライなところはドライだけど、肝心なところで思いやってるから、アスランの人情が感じられるんだろうな。
あとがきページのイラストはカガリでした!うん、私もカガリの笑顔見たいです。


・それから書き下ろしはなんとホーク姉妹でした。
お目目がまるっこくって可愛らしいちまきさんのホーク姉妹ですv
しかも仲良しで可愛い。
希望を感じさせるホーク姉妹のお話でした。うわぁん、メイリン!
メイリンは軍人には向いてないけれど、オペレーターは天職なんじゃないかしら。
本編では「その存在に意味は無い!」とか言われちゃって、
なんとその通りになってしまった…という凄まじい悲劇的展開を迎えてしまったメイリンですが、THE EDGEでは違います!

ここも本編の役割云々に上手にからめてあるよ!すごいよ!
ルナマリアの庇護下にあったメイリンが「知る」っていうことに目覚めて、視界がひらけていくお話。
脱走を思わず手伝ってしまったのも、シン、アスラン、そしてルナマリアのことを一歩下がった視点から観察していて、自分なりに考えていたからなんだな~っていうのがわかりました。
アスランがミネルバに来た意味があったよ、こんなところにも!!

「未知」に魅力を感じる人と感じない人って、絶対どっちも居る…けど、メイリンは未知の未来に心惹かれたのね。

一方メイリンを失ったルナマリア。
痛々しかったけど、理性と感情の葛藤で、「討った敵も誰かの大切な人」だっていうのをシンと一緒に考えていくんだろうな、と希望ある展開にじーん。


THE EDGEを日本で一番楽しんでる自信ありますよ、今!!
時間あったらまた感想を書きます。

by kanade_s | 2006-06-29 00:54 | THE EDGE 感想

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