久織ちまき先生お疲れ様でした。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE 第4巻
矢立 肇 富野 由悠季 久織 ちまき / 角川書店

1ヶ月ぶりの記事です(おい)。
思わず買いましたガンダムA9月号。ジエッジ最終話を読みました。
ちまき先生!今までTHE EDGEをありがとう!!!
ちまき解釈のアスランをありがとう。シンの丁寧な描写をありがとう。本編でないがしろにされたキャラも尊重してくれてありがとう。お疲れ様でした。もうね、ちまきさんにはひたすら感謝、おもしろかったよーと叫びたい。THE EDGE 読んでてよかった。私はすんごく楽しみました。

詳細な感想は書きませんが、ネタバレを含みますので、嫌な方は回避してください。





…えーと、今月で最終話なのですが…

THE EDGE を補完するための新たな企画が現在始動中ですって?
アスランとは違った視点の物語ですって?

来月からは書き下ろしイラスト連載がスタートするそうです。

一瞬「解放してやって頂戴」と思った私はTHE EDGE ファン失格でしょうか。

あ、ガンダムA9月号には付録がついてました。ちまきイラストの葉書が6枚!今までの表紙イラストかな?ミーアやファントムペインが好きな方はぜひごらんになってください!ミーアの笑顔がまぶしいこと。8枚中2枚もステラが居るし!議長とタリア、アスランとカガリの背中合わせイラストもありました。(やっぱりちまきタリア色っぽい。)漫画雑誌の付録で嬉しくなるなんて小学生以来ですよ。(なかよし読者でした)


ストーリー進行はテレビ本編とほぼ一緒。メサイアにはアスランも居ました。慰霊碑での「脅迫洗脳和解」シーンは無し。(ラストシーンは花が添えられた無人の慰霊碑)

本編とストーリーが一緒なので「結局何も出来なかったアスラン」というのは変わってません。でも私がTHE EDGE 好きなのは「何も出来なかったアスラン」を「何も出来なかったアスラン」として描いてる点なのです。アスランに変な補正かけなくっていいの。ダメな点をダメって描写してなお、必死さやズレたまっすぐさが人間らしくて魅力的なのですから。
「優秀で真面目で何でもできて優しくて女にモテるアスラン」は脚本屋女史の脳内にしかいません(笑)。アスラン明らかに馬鹿だもの。アスランのアはアホの子のアだもの。「流されアスランの一生」だの「脱走アスランの一生」とか出来そうだもの。…いやこれは最近見た映画の影響ですすみません。でも、私にとっては作品に表れたアスランの方が脚本屋女史の脳内アスランよりはるかに愛しく感じます。人間くささがいいと思うのさ。困ったなァ。


THE EDGE ではシンとアスランの関係を丁寧に描いてくれてましたが(萌)、最終的にストーリーの落としどころは「父」とアスランの関係でした。たしかに物語の転換点では必ず「父」の影があったなーと思うので、ラストには納得です。ここで「父」っていうのはいわゆる家父長制的父みたいな公のもとに個をおさえつける性質のものを含んでいて、それがアスランにとっては実父パトリックであり、パトリックを肯定した議長デュランダル(と彼の思い描く世界?デスティニープラン?)でした。家父長制的父に反発するんだけど、結局自分では決着つけられなかったアスランっていうのが描かれてるんですよ。パトリックにもデュランダルにも銃は向けた、でも撃ったのは別の人間だった、っていう。父殺しをしきれなかった父殺しの物語。基本的に種シリーズはまともな大人がまったく居ない物語なんですけど、父的なもの(知識が古くて悪いんですけど河合準雄が言うようなやつ)にはすげー反発してる世界なんだなーと実感しました。

本編でメサイアにアスランが行った時は「ハァ?」としか思えなかったんですけど(キラキラ病のせいでレイ見殺しにして逃げた方に目がいった)、アスラン視点のTHE EDGE では受け容れられました。デステニの物語中では何も出来なかったアスランを描くために必要だったんだ、と。THE EDGE でもレイを助けようとはしないんですけど、これまでアスランの独善的な面が描写されてたのでレイ・ギル・タリアを見て「家族だったのか?」とつぶやいて自分の過去勝手に重ね合わせて勝手に納得して(というかタリアの言うとおりに)キラと逃げちゃうっていうのもまぁいいんじゃないかナーと思っちゃうのです。

せっかくなのでシンとアスランのラスト対決感想も書きたいな。
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by kanade_s | 2006-07-31 00:55 | THE EDGE 感想

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